僕がピアノを始めてから使ってきた教本の話
今回は、僕がピアノを始めてから現在に至るまでに、どんな教本を使ってきたかをまとめていきます。
吸収速度は人それぞれですが、僕自身はある程度「クラシックの王道ルート」を通ってきた自覚があります。これからピアノを始める人にとって、一つの参考軸になれば嬉しいです。
僕が使ってきた教本の流れ
僕は次の順番で進めてきました。
- バイエル
- ブルグミュラー25の練習曲
- チェルニー30番
- バッハ/インベンション(現在)
この流れは昔からよく使われているルートで、基礎力を段階的に積み上げられる構成になっています。
バイエル:楽譜を読むことに慣れる段階
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僕のイメージでは、バイエルは 「楽譜を読むことに慣れるための本」 です。
- 音符の長さ
- 指番号
- 右手・左手の役割
- 簡単な和音
こういった基礎を身につけるのに向いています。
最近はバイエルを使わない教室も多いですが、僕はやって良かったと思っています。 「楽譜を読むことへの抵抗」がなくなるのは大きいです。
ブルグミュラー:曲を完成させる経験を積む段階
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ブルグミュラーは 「曲を仕上げることに慣れる本」 だと感じています。
- メロディの歌わせ方
- 強弱のつけ方
- フレーズの流れ
- 曲としての完成度
バイエルより音楽的で、弾いていて楽しい曲が多いので、モチベーションも上がります。
チェルニー30番:テクニックを磨く段階
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チェルニーは 「テクニックを磨くための本」 です。
最近はチェルニーを使わない教室もありますが、僕は 本当にやって良かった と感じています。
チェルニーをやる前と後では、
- 譜読みのスピード
- 指の独立性
- 右手と左手の協調
- スケール・アルペジオの安定感
これらが大きく変わりました。
ピアノって直接的に上手くなるというよりある一定期間経つとグイッと伸びていくものだと思っているのですが、チェルニーでわかりやすく成長を実感しました。
チェルニーをやる目的
チェルニーは 「演奏に必要な基礎テクニックを体系的に身につけるため」 の教材です。
- 指の均等な動き
- 反復による運動能力の向上
- 音の粒を揃える
- スケール・分散和音の強化
- 速いパッセージの安定化
こういった“クラシックの基礎体力”をつけるために作られています。
僕がチェルニーをやる理由
僕はベートーヴェンが好きなのですが、 チェルニーは ベートーヴェンの弟子 なんですよね。
「師匠の弟子から教わるって、なんか良くないですか?笑」
この気持ちもあって、僕はチェルニーをやることに迷いはありませんでした。ブルグミュラーの後ソナチネをやる選択肢もあったようなのですが、僕は迷うことなくチェルニーにしました。
現在:インベンション
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今はバッハのインベンションに取り組んでいます。まだ始めてから長く時間はたっていないのですが
インベンションは、
- 声部の独立
- 音楽の構造理解
- 指のコントロール
- 表現の幅
これらが一気に鍛えられるので、クラシックを続けるなら避けて通れない教材のようです。
ここからは僕自身の今後のモチベを上げるためにもインベンションについて調べた内容を書きます。
インベンションは「バッハが子どものために作った最高の基礎教材」
インベンションは、バッハが自分の子どもや弟子のために 音楽の基礎を効率よく身につけられるように”という目的で作った練習曲集です。
つまり、インベンションは「大人のための難しい曲」ではなく、 本来は“子どもの基礎教育用”に作られた教材なんです。
だからこそ、 ・シンプル ・無駄がない ・学ぶべき要素が詰まっている という特徴があります。
インベンションをやる理由①:両手の独立が圧倒的に鍛えられる
インベンションは 2声(2つのメロディ) でできています。
右手と左手が「別々のメロディ」を担当するため、
- 左手が伴奏ではなく“主役”になる
- 両手が別々の方向に動く
- 両手が違うリズムを弾く
こういった「両手の独立」が一気に鍛えられます。
クラシックの曲は、 右手メロディ+左手伴奏という構造が多いですが、 インベンションはその構造を壊してくるので、 脳の使い方が根本から変わる教材です。かなり苦戦しています。。
インベンションをやる理由②:音楽の構造(フレーズ)が理解できるようになる
インベンションは「対位法」という仕組みで作られています。
これは、
- メロディが追いかけっこする
- 同じフレーズが別の声部に現れる
- モチーフが変形して再登場する
という構造で、 音楽の“仕組み”を理解するのに最適です。
この構造が理解できるようになると、
- 曲の譜読みが速くなる
- 暗譜がしやすくなる
- 曲の流れが自然に掴める
- 作曲家の意図が分かる
というメリットがあります。
インベンションをやる理由③:表現力が伸びる
バッハの時代にはピアノがなく、 強弱の指示もほとんどありません
だからこそ、
- 自分で強弱を考える
- フレーズの山を作る
- 音色を変える
- 呼吸を入れる
こういった「表現の基礎」を自分で作る必要があります。
これは、 ショパンやドビュッシーなどのロマン派を弾くときに 圧倒的な武器になる力です。
インベンションをやる理由④:すべてのクラシックの基礎になる
インベンションで身につく力は、 その後のクラシック曲のほぼすべてに直結します。
- ベートーヴェンのソナタ
- モーツァルトのソナタ
- ショパンのエチュード
- ドビュッシーの前奏曲
- ラフマニノフの大曲
どれを弾くにしても、 インベンションで鍛えた力が必ず役に立ちます。
だから世界中のピアノ教育で、 インベンションは“必修科目”のように扱われているわけです。
まとめ
僕が進んできたルートは、
- バイエル(読む力)
- ブルグミュラー(仕上げる力)
- チェルニー(テクニック)
- インベンション(音楽の構造理解)
という流れでした。
もちろん人によって合う・合わないはありますが、 「クラシックの王道ルート」としてはとてもバランスが良いと思っています。
これからピアノを始める方の参考になれば嬉しいです。
