ピアノを始める前にまずやるべきこと
ピアノを始めたいと思ったとき、まず最初にすべきことがあります。
僕自身、18歳でキーボード、19歳でピアノ教室に通い始めた遅めのスタートですが、 振り返ると 最初にこれをやっておけばよかった…! というポイントがありました。
これからピアノを始める人が、遠回りせずに楽しく続けられるように、 まずやるべきことをまとめました。
① 自分のジャンル・目標を決める
ピアノといっても、ジャンルは本当に幅広いです。
- クラシック
- ポップス
- アニメ・ゲーム音楽
- コードを覚えて弾き語り
- ジャズ
- 独学で好きな曲だけ弾く
- 教室で基礎からしっかり学ぶ
どれを選ぶか、将来どうなりたいかで、 必要な楽器・練習方法・教本・練習時間の取り方が大きく変わります。
最初に「自分はどんなピアノを弾きたいのか」を決めておくと、 迷わず進めるし、挫折しにくくなります。
僕の場合は、最初は弾き語りをやってみたいという気持ちからピアノに興味を持ちました。
そこからアニメやゲーム音楽にも惹かれ、さらにジャズにも興味が広がっていきました。 いろいろなジャンルを触れていくうちに、最終的にはクラシックに強く惹かれ、 「もっと基礎からしっかり学びたい」と思うようになり、ピアノ教室に通うことを決めました。
クラシックを選んでからは、バイエルやブルグミュラー、チェルニーなどの基礎練習を中心に進めてきました。 遠回りした経験もありますが、僕は ある程度の遠回りは必要だと思う派です。 いろいろ試すことで、自分が本当に好きなジャンルや続けられるスタイルが見えてくるからです。
ただ、それでもやっぱり 最初の段階で「自分は何をやりたいのか」を決めておくことは大事だと感じています。 なぜなら、多くの人は途中で挫折してしまうからです。まずは僕の記事を読むだけでもいいのでピアノについて考える時間を増やしてみてください!
最初に方向性を決めておくと、 「何を練習すればいいか」「どんな楽器を選べばいいか」が明確になり、 迷いが減って継続しやすくなります。
あなたもぜひ、 “どんな自分になりたいか” をイメージしてみてください。
② 楽器を選ぶ(キーボード・電子ピアノ・アップライト・グランド)
ピアノを始めるときにまず迷うのが「どのピアノを選べばいいのか」という点です。 種類によって、値段・音・鍵盤の重さ・練習のしやすさが大きく変わります。
ここでは、ざっくりですがまとめました。 あなたの目的や環境に合わせて選んでみてください。
覚えておいてほしいこと
*ピアノを本格的に練習したい場合は、88鍵盤の楽器を選ぶことをおすすめします。
ピアノの楽譜は88鍵を前提に作られているため、鍵盤数が少ないと弾けない音域が出てきてしまいます。
① キーボード
- 価格が安い
- 軽くて持ち運びしやすい
- 音量が小さく、気軽に始められる
- 鍵盤が軽いのでクラシックには不向き
僕も最初はキーボードから入りました。 ……と言っても、当時はピアノとキーボードの違いが分からず、 ピアノだと思って買ったら鍵盤が軽すぎてびっくりした、というのが正直なところです。
*キーボードはピアノとは別楽器です。
ただ、キーボードを触ってみたメリットもたくさんありました。
まず、鍵盤が軽いので手が疲れにくく、長時間練習できること。 初心者のうちは指の筋力が弱いので、軽い鍵盤はとても扱いやすいです。
そしてもうひとつは、音色を何十種類にも変えられること。 ピアノ、エレピ、オルガン、ストリングス……とにかく音が変わるので、 飽きやすい人でもモチベーションを保ちやすいのが大きな魅力です。
「まず触ってみたい」「気軽に始めたい」という人には、 キーボードは本当に最適な入口だと思います。
② 電子ピアノ
- 鍵盤の重さが本物に近い
- ペダルが使える
- ヘッドホンで静かに練習できる
- クラシックをやりたい人は圧倒的に上達しやすい
多くの大人初心者は電子ピアノから始めています。僕もそうですし、ヘッドホンをつけて練習ができるので仕事終わりの遅い時間から練習を始めたり、夜中に弾くことだってできてしまいます。生ピアノの良さとはまた違う没入感があります。
僕はYAMAHAのクラビノーバCLP-645を使用しています。現在新品の販売は終了しているそうです。
電子ピアノを検討している方向けにクラビノーバについて詳しく知りたい方は、ヤマハ公式サイトが分かりやすいです。
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/pianos/clavinova/index.html
③ アップライトピアノ(本格的にやりたい人向け)
- 生ピアノならではの響き
- 鍵盤の重さ・タッチが本物
- 表現力が段違い
- 音量が大きいので環境が必要
- 価格は電子ピアノより高め
④ グランドピアノ(最高峰)
- 音・タッチ・表現力すべてが最高レベル
- プロや上級者が使う楽器
- 防音設備、設置スペースが必要
- 価格は最も高い
⑤ サイレントピアノ
- アップライトやグランドに「消音機能」を付けたもの
- 夜でも練習できる
- 生ピアノのタッチを保ちながら静かに弾ける
- 価格は高め
- マンション住まいの人に人気です。
⑥ ハイブリッドピアノ
- 電子ピアノの便利さ
- 生ピアノに近い鍵盤構造
- 音量調整ができる
- 価格は電子ピアノより高め
種類がいくつかあることを、今回初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。 結論として、まずは 電子ピアノを選んでおけば大きく失敗することはありません。
そして、できれば妥協せず、最初から少し背伸びしてでも 良い電子ピアノを選ぶことが本当に大切です。
理由はシンプルで、ピアノは「続けられれば必ず上達する楽器」だからです。 鍵盤の重さやタッチが安定している楽器を選ぶことで、 練習の質が上がり、結果的に挫折しにくくなります。
ピアノは才能よりも“継続”がすべて。 続けられる環境を整えることが、上達への一番の近道です。
ピアノを始める前の準備は、地味に見えて実はとても大切です。 どんなジャンルを目指すのか、どんな楽器を選ぶのか、どんな環境で練習するのか。 この最初の一歩が、後の上達スピードや継続力を大きく左右します。
僕自身、キーボードから入り、いろいろなジャンルを触れながら遠回りもしてきました。 それでも最終的にクラシックに惹かれ、基礎練習を積み重ねることで、 「自分が本当にやりたいこと」がはっきり見えてきました。
これからピアノを始める人も、まずは自分の“入口”を大切にしてほしいです。 遠回りしてもいいし、迷ってもいい。 でも、少しだけ方向性を決めておくと、挫折しにくくなります。
あなたのペースで、あなたの音楽を育てていきましょう。 僕もまだまだですが、一緒にゆっくり上達していけたら嬉しいです!
